「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」第25話
朝風呂に入って
標高1,583メ-トルの活火山由布岳を眺め
気分一新、今日も元気に無事故で杖立温泉へ!
昨日、川でこけてビショヌレのおばあさん痛みは?
大丈夫!
朝食の時に確認。
認知症の春子おばあさんは、無表情。
食後のお水コ-ルはいつもの通り。
ホテルを出る所で、ひと組のご夫婦とお別れ。
急遽帰宅とか、笑顔で手を振って、お元気で!
人生、何があるかわかりません。
生かされている今を大事に!悔いのない人生を!今が一番元気! 昨日の脳梗塞のきよ子おばあさん 「人生、泣いて暮らすより笑って生きる方がいい。」 本日、晴天!
湯布院芸術村・金鱗湖散策。
やまなみハイウエイ・阿蘇草千里で昼食、食事拒否の春子おばあさん、皆さんと一緒に食べてはる。
ここでビックリ!新大阪から1人で乗ってきた目の不自由な、75歳さゆりおばあさん聞けば障害2級、2年前に急性心不全で死にかけた。
「家族は冒険やと反対したが、死んでもいいからと参加しました。」 大阪グル-プが面倒を見てくれていますとの事。
スタッフの方にそんな情報は無し。完全スル-。
早川先生とご主人の話。
「厳しかった。離婚も考えていたけど、病気をしてからやさしくなった。」
「そう、良かったね」
先生とお話したら元気一杯。
これがこの番組のツア-なんですね。
でも死なんといてね。
景色が良いので小高い丘へ先生が上ると、皆さん追いかけて来て記念撮影。
帰りは危ないので手をつないで降りました。子供みたいです。
大観望展望所に寄って、阿蘇の雄大な景色を見ながら杖立温泉の宿に到着。
2回目の講演会。
早川先生「不足と満足の話」湯布院一人旅の81歳えつ子おばあさんにインタビュ-
「どのカレンダ-にも31日出発、時間は遅れていませんけど、日を間違えたらあきません。キャンセルと云ったものの隣にお頼みしていたのに、どんな顔して挨拶したら良いのやら・・息子に連絡したら、簡単やから行けって!Ⅰ2時47分の新幹線に乗って、生まれて初めての一人旅でした。」
会場は笑いと拍手。
すると奥さん、
早川先生の方を見て
「あんたも一緒、人の事笑えないわよ!和歌山県竜神村での講演会。本当は金曜日なのに、どこを見ても木曜日。自分で切符を買ってきて、列車に乗って4時間たった所で先方に確認の電話。そしたら明日ですよって!往復8時間、ハラが立ってネ!その日は帰って又、次の日出掛けたの。」
会場大爆笑!
(そういえば、龍神村から会社に連絡先を教えて欲しいと電話がありました。)
1人参加の79歳のお爺さん、少しお時間をと言ってゴンドラの歌を歌いだしました。
(命短し、恋せよ!乙女・・)
「去年、ガンで家内を亡くしました。7年間パ-キンソンで看病してガン告知をしたら、おとうさん私も77歳。長生きした方よと、逆に私を慰めてくれました。」泣いたり、笑ったり感動のうちに講演会も終了。
「先生子供の命を助けて下さい。」
個人相談の声、納得されたみたい。
ケ-スワ-カ-の人「勉強になりました。今回の話を担当の方に伝えます。」
大広間でお食事宴会。
めんたいこやボケない音頭のCD等が当たるクイズ。
後は露天ぶろにつかっておやすみなさい。
滑ってけがをしない様にお願いします。
わしたち3人、夜はまともな部屋で就寝です。
4月1日朝から雨、船頭さんの歌を聞きながら柳川下り。
雨に洗われ、梅も桜も柳も菜の花も綺麗。雨が上がりました。
次は大宰府天満宮で昼食。降りる時、バスの中に杖が3本置いてありました。
杖立温泉のお湯が効いた?梅の香りがほんのり、
梅の名所の食事処で2歳の男の子マコト君。
聞けばお父さんが番組大好きで、新婚旅行の変わりに参加したとか。
マコト君にお願いして「ばんざい人間」と言ってもらいました。(特番用に)
杖をバスに置いてきたきよ子おばあさんも宮崎さん一家も笑っています。
先生
「体に障害のある方にとっては、2日間のデイケ-、動く診療所だった。動いていいんだな-」。
新幹線、先に新大阪グル-プとお別れ。
目のご不自由なさゆりおばあさん、ホ-ムにご主人が迎えに来ていました。
19時08分京都着。先生「誰も病気もせず、無事に帰ってこれました。
それでは解散します。」77歳ふみさんの声「皆さん元気で、私ら負けていました。」
長生きは芸術だ!
編集が大変でしたが、特番「泣いた!笑った!早川一光の活き活きツア-」を作り放送しました。
民放連の番組コンク-ルにも出しましたが2位でした。
しかし、ばんざい人間ならではの旅でした。
又、来週(登場人物は仮名です。つづく隔週予定)
*著者紹介
KBS京都「早川一光のばんざい人間」を立ち上げた初代ディレクター
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