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「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」

更新日:2020年10月18日

「聞いて聴いて、早川一光先生のラジオな話!又、来週」第17話


ラジオ自転車に乗って感じた事は、

「京都の町は自転車が良く似合う」

排気ガスも無いし、体力作りや健康にも良い。

旧市内は30分位で行ける。

北から南に向かっては坂になっている。

欠点は市内に駐輪場が少ない事。

当時から指摘して来ましたが、残念なことに改善されていません。


 私の中では、「武部宏のおはようサンシャイン」は、その後、2つの番組に進化します。

50代の武部さん、高齢のパ-ソナリティ実は元気モリモリ。

一緒にイベントに参加する高齢者の多い事が、「早川一光のばんざい人間」を作る伏線になりました。ラジオ自転車りんたろうは、イベントカ-「とんべい」(愛称一般公募でイベントを逆さまにした。)になりました。

エリア内スタジオ化、雨風に強い、動くスタジオが欲しいと企画。

技術のKさんにも相談、当初はマイクロバス位で提案しましたが、2tトラックの大きさになりました。電源は蓄電池内蔵。ステ-ジも内蔵照明付きで、公開録音も可能なイベントカ-が欲しいとラジオ会議で提案。(TVの番組編成も収支も改善傾向となり予算に余裕が)関西にもFM新局が出来そうだと言われた頃でした。

KBS京都の動く看板としての効果もあると提案。

車のデザイン、コンセプトは(つなぐ・縁)地域をつなぐ・リスナ-をつなぐボルトの形にしました。



 「お前が番組を作れ」と言われ作ったのが、月~木ベルト正午から午後2時までの

「山崎弘の満員御礼!」です。

祇園祭りの初代斎王代「易学あやの開運占い」と「探偵クイズ」は、大ヒットしました。

毎週金曜日は、完成した動くスタジオ・イベントカ-「とんべい」(2t車)で各地から生中継。(これも見せるラジオ)ステ-ジ付きスピ-カ-装備なので、山崎一座の旅まわり公演のイメ-ジ。JR西日本春の北近畿キャンペ-ンで、福知山・出石・湯村温泉・城崎温泉・丹波篠山と回りました。

現場に着くや否やセッティングに取材。終わるや否や撤収と移動。出石では直前セ-フ。

放送は正午から午後2時までで、観光協会の方と打ち合わせ「正午になると、前にある辰鼓楼が時を告げます。」えっ!大きい音!残り20分、慌ててオ-プニングを録音。

本番はそれを使って乗り切りました。途中雪が降って2トンのとんべいが、坂を登れるか心配しましたが大丈夫でした。

5泊6日の旅周り企画。普段は週1回の出動でした。(京都駅前・円山公園・鴨川・北野天満宮等)。

お披露目デビュ-は祇園祭りの夜。鉾代わりに照明でエッフェル塔を作り和菓子のお店のビル壁にセットして、とんべい鉾を作り公開録音を実施。(出演は人間国宝に選ばれた藤舎名生さん菊水鉾の皆さん他)ハワイの番組ツア-だけでは、もったいないと開局40周年企画として、ハワイKOHO放送局(日系放送局)のスタジオと京都の2元生中継、日米同時2時間生放送5日間を実施。

日常番組としては民放初の試みです。(京都の放送を聞きたい。ジングルとヘリの交通情報は、入れて欲しいとの事でした。CMは別だし)

ハワイのリスナ-プレゼントには宇治茶。

当選者の方と電話インタビュ-「懐かしい地名が聞けてうれしい」(我々も遊んでないよと取材して放送。例、日本のスパイが真珠湾を偵察していた料理旅館、ゆかりの女性・ワイキキのお巡りさん等)

FAXや文化放送からお借りした音質向上の手持ち機械、スタジオを安価で貸してくれたKOHO等条件が整いました。

「やろう!やりたい!」営業も編成も技術も旅行代理店も協力してくれました。この番組も制作部長になったので担当を変わりました。



 武部さんの番組が終わった時、営業から高齢者向けのマンションが出来るので、

早川先生で番組を企画して欲しいとの依頼。

連絡を取ると

「院長を止めたので時間が出来た。」と早川先生。

依頼者に伝えると延期になって消えたと営業。

ならば、民放初の「高齢者向け地域の情報生番組を創ろう!」

スポンサ-に影響を受けない各社提供の番組。

各世代がいる平日より土曜日の午前帯。

パ-ソナリティ-は、お医者さんでボケ(認知症)の大家 早川一光さん。


迫りくる高齢化社会に備えよう。


京都は祭りや老舗・伝統工芸等高齢者の知恵が活きている町。

ボケの薬のぼけない音頭を通じて、予防と啓発を!と訴えて、実現しました。

社内には時期尚早、箱番組で良いのではという声もありましたが、他局に先駆けてKBS京都が名乗りを上げようと説得しました。

「早川一光のばんざい人間」の誕生です。

この時、まさか30年6カ月も続く長寿番組になるとは思いもしませんでした。

又、来週(つづく隔週予定)


著者紹介

KBS京都「早川一光のばんざい人間」を立ち上げた初代ディレクター


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