「ふたたび、暖簾をかけるまで」第63話
(担当STとその後のやりとり)
紆余曲折ありながらも、開店に向けて動き出す大将。
元々ご参加されていた当事者会の皆さまや、
私が担当している大将の同世代のご利用者さんなど
「開店」に向けて一直線にがんばっている姿勢に勇気づけられる方が増えてきました。
「自分にも出来るんじゃないか」
「一度お会いして聞いてみたい」
そんな輪が徐々に出来てきました。
そこで訪問の際にある提案をしました。
再び開店したら、高次脳機能障害になってもまた再び店を開けられたことを
同じような境遇で困っている方々にしってもらう為に(再オープンの宣伝も兼ねて)
地域向けの研修でお話してください
闘病日誌にも書かれていましたが、当時放送されていた高次脳機能障害の方のドラマなども
ご本人も見て勇気づけられていたのでご快諾頂きました。
こうして
再オープンと講義の二つの目標に向かって進まれることになりました。
*この日記は高次脳機能障害からの記憶障害の練習の為にご家族による当時の様子、思いとご本人による振り返りから構成されています。ご夫婦より多くの方に知ってもらいたい、とのご希望があり、掲載しております。
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