「ふたたび、暖簾をかけるまで」第22話
当時の日記や出来事など ご本人
5月11日(月)
二重サッシの窓に昼2:00~ Tさんに取り換えてもらう予定です。
今の私にできること、すべきこと考えながら取りかかっていきます。
昼14:20
薄切りパンに野菜、チキンが巻いてあるのをたべました。
コーヒーによくあいおいしくよばれました。
夜P.M20:20
近鉄モモゆっくり歩いてお水もらいにいって明日の買いものパン、ヨーグルト、キャベツなどを買って帰りました。
明日5月12日はまんまるの高田先生のリハビリ(A.M9:00~)の予定です。
5月12日(火)
A. M9:10~
朝から高田先生の訪問リハビリです。
営業開始までの準備としてプレオープン(よく知った人に来てもらっていろんなアドバイスもらう)など考えていく必要あり。
疲れストレスへらせるようにメニュー、営業スタイルを考え直す。
昼P.M13:10
梅雨入りしたみたいな雨がしとしと降り続いています。手帳もゆっくり見直す時間もつくれています。
カルビ焼肉、ホルモンとキャベツ焼き、ぜいたく納豆、白ごはんゆっくりよばれました。
5月13日(水)
A. M9:10朝
朝からB病院へ散髪へ行きます。地下鉄で東山まで行ってバスに乗り換えです。
P.M16:00昼
MさんKさんお見舞いのお礼を届けにやっといけました。
ご近所のみなさんいろいろ心配かけたとすごく感じています。
大丸のOさん、Sさん、Nさん(Mさん)にもお礼の品送ることができました。
5月14日(木)
夜19:50
朝8:00ぐらい家を出発して 京都駅の駅ツアーに行きました。
美山、京丹波、舞鶴などまわってきました。
頭のほうの回復も感じたり久代の思いやりすごくうれしく思いました。
毎日あわてることなくていねいに生活していきます。(道の駅5つまわりました。)
5月15日(金)
(予定)
14:20出発して地下鉄市役所前で醍醐支援センターのSさんと一緒にリハビリに行く
朝8:40
朝ごはんのパン、ヨーグルトコンビニに買いに行きました。天気もよくおでかけ日和です。葵祭りお母さんはみにいってます。
5月16日(土)
A. M9:00朝
できること思い出せること少しずつですが理解できてきました。外は梅雨入りしたかのような雨が降り続いていますが梅小路の屋台まつり今日は出かける予定です。
夜P.M19:40
いろんなところにつれていってもらい今まで行ったことない場所、乗り物
ゆめのような一日でした。今までほんとに仕事ばかりで気づいてなかったたのしさ
時のすごしかた自然や京都の街のすばらしさに接することができた。
私の心に残る一日でした。久代のやさしさ、おもいやり、ほんとにありがとうございます。明日からも一日一日大切にすごしていきます。
5月17日(日)
P.M16:45
五月晴れのすがすがしい気候です。脳みそのもやも今日の天気のようすっきりしてきました。今なにを優先してすべきかかんがえるか?わからないこともいろいろでてきますが体の調子は日々戻ってきていると感じています。
Eさん TさんIさんにお見舞いのお礼にうかがうこともできました。
漢字を思いだすため新聞、本を読むこと今日からとりくみます。
夜P.M20:00
Yさんお見舞いのお返し届けにいけました。
居酒屋かどやすばらしいお客様に大事にしてもらっていたと実感しています。
いますべきことしっかり考えて明日から生活していきます。
今当時のことについて思う事 ご本人
手帳の書きかた。
生活パターン、今日はなにをする日か頭で覚えるだけでなく
手帳に書いておく、メモに書いておく。
覚えにくいことは書いておくことができ始めています。
日に日に手帳の書きかたや内容もきちっと出来るようになっているのが読み直すとすごく感じられます。
記憶しておくことが苦手なことは手帳や小さなボードに書いておくこと、
決まった位置にきちっと戻しておくことを習慣づけようと意識して失敗すること探すのに時間がかかる回数が減ってきました。
ご近所のみなさん、妻が以前勤めていたところの先輩、
ほんとうにたくさんの人に心配をかけたと感じています。
これからは休む時はしっかり休んで心配をかけることのないように生活していきます。
道の駅行ったことがなかったので美山、京丹波、舞鶴を回って途中道の駅に寄る
バスツアーに久代が申し込んでくれました。
京都に住んでながらいったこと見たことがない所がたくさんあると感じました。
たくさんの人の支援、温かさに助けられてこつこつリハビリを続けることができました。
当時の手帳を読み直してこうして書き出していますが、
工夫をいろいろして書いていたのがすごく伝わります。
わからない漢字があれば調べる。調べられないときはひらがなで書く、
消しゴムも大きいものと小さいものを使いわけてすごく読みやすくなっています。
*この日記は高次脳機能障害からの記憶障害の練習の為にご家族による当時の様子、想いと
御本人による振り返りから構成されています。ご夫婦より多くの方に知ってもらいたい、とのご希望があり、掲載しております。
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