「たべやすそうざい、のみやすい」その91
今回はちょっと考える回です。
「こんにゃくゼリーは何故詰まるのか?」です。
こんにゃくゼリーをディスりたいのではありません。
私大好きです。あの触感がたまらなく、、、、
ただ、「たべやすそうざい」として見た時にどうか。という話です。
現在はこどもや高齢者への注意喚起の表記もなされています。
そしてこの件はこんにゃくゼリーだけでは無く、
寒天ゼリーやナタデココゼリーにも言える事です。あしからず。
一番大きな要因は「食認知」だと思っています。
ざっくり言うと
それがどんな食べ物か認識することで、食べ方・口の動かし方を考えることです。
梅干を見れば唾液が出るし、少しずつ食べようと思います。
熱いスープを見れば、ふーふー冷ましながら飲もうと思う訳です。
では
食認知が誤っていた時、どうするでしょうか?
どっきりテレビなどで時折ありますが
「麦茶だと思って飲んだら出汁だったら、、、、、」
リアクションは大体、吹き出す、ペッペッと吐き出す、少し飲んで止めるはずです。
しかし元々知っているゼリーが「ゼラチンゼリー」だけの状態で
こんにゃくゼリーを食べると
舌で軽く触れるかぐらいで潰してツルっと飲み込もうとしても
弾力で跳ね返されて喉に入り、サイズも大きいミニカップのモノだと
食道の入り口に入らず、気管を防ぎます。
元気な大人なら、大きくせき込み吐き出せるかもしれませんが
子供や高齢者では難しく、詰まるという訳です。
口元でチビチビ齧る、フーフーしながら飲む分けでなく
「ゼリーは丸のみ」が刷り込まれているほど、この様になり易いです。
同様の取り込み方では
寒天ゼリーは口の中でばらけ易く、タイミングがズレて咽頭に侵入したり、
ナタデココは潰しきれず、喉に留まる可能性があります。
「始めて食べるかもな」と思ったら
どんなゼリーなのかを伝え説明してから召し上がるのが良いかと思います。
因みにこんにゃくゼリーは軽く噛みながら触感を味わいつつ食べるのが
正しいたのしみ方、召し上がり方だと思います。
※飲み込みに不安のある方は適宜専門家にご相談の上お試しください。
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