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執筆者の写真hanataku2019

「ST在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その77


今回はST界隈の在宅と病院での「とろみ」の認識について、、


急性期・回復期などのSTが多く在籍するフィールドでは

脳卒中からの嚥下障害が多くなります。


それに比べて

在宅において脳卒中の嚥下障害への対応の比率は下がる印象です。

神経難病や慢性的な筋力低下などからの嚥下障害に関わることが在宅では増える様に感じます。


ここで出てくる「とろみ問題」


病院で脳卒中からの嚥下障害を主に診ていると

意識障害等が主でつい昨日までは食べられる筋力があった方々が多いので

とろみを濃くして気管に流入しないように「流れる速度を遅くする」が対応の主に

なりがちですが、


在宅で上記の様な疾患症状の嚥下障害者に応対する時に

「先ずはとろみが濃かったら安全」ではありません。


意識レベルが比較的しっかりと保たれている、喉頭挙上は比較的良好な状態でも

トロミを強くすることで送り込めなかったり、予期した速度とズレが生じたり、粘度の濃いものを絞り込んで送る筋力の疲弊を招くなどのリスクに繋がることがあります。


疾患毎に認知期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期のその方その方の特徴を踏まえた

とろみのコーディネート力が試されるように感じます。

地域に出ると食形態も含めて表記もまちまちです。

大まかにお互いの分類の相関なども把握しておくと市販食などの対応もしやすくなります*



*栄養指導NAVI




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