「ST,在宅やってるってよ」その139
NHKで現在放送中のドラマ「しずかちゃんとパパ」で恥ずかしなら初めて
CODAという存在を知りました。
「難聴の親を持つ子供」を指す様です。
そういった環境特有の悩みなどを伝えられずに困っている人達がいると知りました。
ドラマの中では、主人公のしずかちゃんが周囲の人から「あざとく」見られたり、思いとは違う受け取られ方をすることで学校に馴染めなかった過去などが出てきました。
その原因の一つがCODA特有の習慣にある、と言うものでした。
例えば健聴者と話すときにも
じっと相手の顔を見続けてしまう
人に指を差してしまう等です。
そういう弊害もあるな、なるほど。。
と思いつつ
我々STにもあるんじゃないかな?と
思ったわけです。
我々も伝え難さを持った方々と接する機会が多いので「知らず知らず」表情や声のトーンの機微に敏感になりますし、周りの空気感なども含めて捉えようとしています。
そういった言わばテクニックを身につけて応対しているわけですが
世間的にいう健常者と話す時も
同じように「空気を読み過ぎる」「非言語情報を取り入れ過ぎる」傾向があるな、と感じます。
そこまでの意味合いが無いことにもシビアに捉えてしまったりすることで職場内関係だったり人間関係に逆に苦労したりしてしまう。。
実はこういった職業柄のクセが起因しているのかも知れません。
少し意識して臨床とそれ以外とを分けられると良いかもしれません。
CODAについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
https://www.tvac.or.jp/special/selfhelp/stories_jcoda
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