「ST,在宅やってるってよ」その112
心が動くか、動かないか
で
実際の能力と行っている活動は変わっていきます。
これは在宅で訪問や地域活動を行っていくと大きく感じることです。
訪問先でご家族にある意味「過保護」だったり「過小評価」されている状態で
閉じこもりがちだった方が、「出来る実感」を持つことで
本当は出来る力を踏み出せるようになっていく。
失語症の方で、訪問で在宅でお会いする時と、お茶会や外食イベントでお会いする時で
トライする気持ちやメモを自発的に取ろうとする頻度、表情が明らかに変わります。
失語症になってから自身の現在の伝え方をわからない時に
近隣のお店でトラブルになったことで引きこもりになった方が
徐々に自分の「伝えやすい手段」を理解し、
リハビリ中に、家の中で、スマホで家族と、友達と、の連続した成功体験の中で
作業所に行ったりできる様に再びなられ、
最近は
「○○に新しいお店出来たの知ってます?行って来たんですけど、あそこで働きたい!」
と言ってこられました。
自分で行って、確認して、次の目標を提案する。
こんな場面に出会えた時、在宅やってて良かったなあ、という気持ちになります。
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