「ST,在宅やってるってよ」その110
在宅で様々なご利用者さんと関わる中で、
ターミナルケア「看取り」まで関わることがあります。
食の支援という意味において
どこまでがまだ「良くなる」可能性があって
どこからが「最期に向けた」対応をするのか
これは様々な疾患やそれぞれのACPの理解等を含めた経験が必要になってきます。
この疾患では徐々に舌の形状が体重・栄養は経管でキープ出来ていても、こう変わる
だからその時期時期にこういった食べ方、食べ物特性を提案する。
先を見越して、まだイメージがわかなかった頃に決断したACPに迷いが出てくる時に
実感のある中で選択出来る事、それぞれの道を選ぶメリット、デメリットを説明する。
昔、胃ろうを悩んで居られた神経難病の方のご家族から、担当者会議で
こんな質問がありました。
「胃ろうを始めた時、いつまでするか。が判らない」
食べたいと思える、そのために無理しないで楽しみ続けられる状態をキープする為に、
ご本人が意思決定が難しくなってきたら終わるのか、終われるのか。
支援者としての意見は情報を並べるだけになりがちですが、
以前関わった方は○○をされました、他の方は逆に○○を選ばれました。
そのシチュエーションを噛み砕きながら、当事者同士の情報をシェアするのも
「最期まで看る」の経験を積むことで少しずつ増えていくかと思います。
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