「ST,在宅やってるってよ」その107
在宅で関わる頻度はマチマチです。
例えば私は様々な形でお子さんの言語発達に関わらせて頂いている方は月40名程ですが
週一回~月一回と頻度は各々違います。
とはいえ、毎日一緒にいる家族は成人・高齢者もそうですが
「ゆっくりとした変化に気づき難い」「家族ならではの比較をする」は
共通しているように思います。
お子さんで言うと
週一回、月一回で見ると、言語だけでなく、コミュニケーション全体や運動、仕草、表情など確認していくと、どこかしらの変化に気づくことが殆どです。
一日一日で見ると変わっていないように、気づいていないことの
「気づきのきっかけ」をお伝えします。
すると
「そういえば~の時~するようになっています」と実感が出たりします。
その上で以前も書きましたが介護・支援者も「労います」
一見、頑なに一つの○○法に専心して、在宅支援要らないんじゃないか、と思うぐらいの
支援者の方でも実は日々迷いながら、葛藤しながら過ごされています。
されてきたことを見て、感じたことをこちらも前向きに言語化してお伝えし、聞く、
の繰り返しの先に実は溜まっていた想いを話されることは多々あります。
「○○法でやってますけど、実際それだけでどうなんだろうとか」
「健常の子と比べてしまうんですよね、思ったらダメなんかもしれないけど」
「もう、前のお父さんには戻らへんのやろうとはわかってるんだけど」
色んな押し込んでいた気持ちに出会います。
そういった気持ちを吐き出せる場所になることも一つの役割の様に感じます。
週一、月一だからこそ、良い距離感で気づきと気持ちを吐き出して頂き、
整理して背中を押すような支援を心掛けられたらと思います。
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