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執筆者の写真hanataku2019

「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」98


在宅で関わっていると、

当事者さんに一見、辛く当たっている、

辛辣な言葉をかけるご家族に

遭遇することがあります。


ただ、その大半は普段の介護や身の回りのお世話などきっちり行われています。


ご病状、現状などの理解はしっかりなさっていても

「つい」出る感じです。


支援者からすると、その方は日々、自身の出来ることを精いっぱいされていますが、


「つい」出る感じ。


これは家族だからこそ


元気にしていた頃と比べてしまう、「もどかしさ」が大きい様に感じます。


病気に限った話では無く、自分自身、


親に対しては、いつまで経っても生意気で横柄な言葉を発したり、


「こんなこと出来ないの?」とつい、口に出たり。。


子どもの立場に還って親に話す感じになってしまう様な。。

そんな経験は皆あるのではないでしょうか。


子供の時に大人と比べていたのか、大人になってから年老いた親と比べた差など


時間軸が家族だと変わってしまう。


しかも想い出は大抵、美化されやすい


(あんなに賢く、元気でいつも笑顔だったのに)本当はそんなにでも無かった日も?


そんなことも原因かもしれません。


ですので支援の中でそういった場面に出会ったら


「○○さんはすごく頑張っておられますよ、専門家から見ると。でも私も自分の親だったら、また違うこというかも知れませんが笑」と付け加えるようにしています。


責めるより、共感しつつ、お互いのガス抜きが出来ればと思う訳です。


こういったガス抜き、共感をすることで虐待予防や自己肯定感の低下予防にも繋がれば、

と思います。







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