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執筆者の写真hanataku2019

「ST,在宅やってるってよ」

「ST、在宅やってるってよ」その93


前回、在宅でSTが訪問出来る限界についての現状についてお話しました。

転院、転居以外にも自宅に居ながらも訪問出来なくなることがあります。

例えば

認知症が進行される中で

時間がわからなくなったり、急に不安症状が出ることがあり

希望する時間にサポートが必要なことが増えると

定期巡回型や随時対応訪問介護看護サービスなどの検討が必要となります。


内容は以下です。

定期巡回サービス

訪問介護と同じように、利用者ごとに訪問介護計画書を作成し、その内容に基づき提供されるサービスです。

訪問介護とは違い、入浴、食事介助などの身体介護を中心とした、10分~15分の短時間の訪問を複数回受けられます。安否確認や服薬介助、おむつ交換など定期的に行います。

随時対応サービス

利用者宅に「ケアコール」と呼ばれる機器を設置し、オペレーターが24時間その連絡に都度対応します。利用者の状況を確認し、必要に応じて訪問するといったサービスを手配します。

24時間連絡が取れるのは 利用者にとっても家族にとっても1つの安心といえるでしょう。

                             (LIFULL HP*より抜粋)

かゆい所に手の届くサービスだと思います。

これらのサービスを利用する場合、一つの事業所内で行われることになるので

その事業所に登録されている事業所以外からの訪問が介護保険下で困難となります。


多くの場合こちらの優先順位が高くなると「訪問リハビリ」は終了とならざる得ません。

そういったケースに遭遇した時に、如何に予測し俯瞰できるかが大切です。


訪問リハビリの悪い点として時折、世の中から指摘される「囲い込み」にならない様に

必要なサービスとして移行する時期だと感じたら早めに一つの引き出しとしてケアマネジャーへの提案、ご家族への今後のサービス等の選択肢等を説明したりします。


一気に移行するとその環境の変化に対応出来なかったり、逆効果だったりすることもあるので模擬的な定期巡回の様な形で日中複数回訪問介護を数日お試しいただいたり、

今後定期巡回になるサービス事業所のスタッフが毎日訪問出来るような関係づくりを進めながら様子を見たりもします。

その方特有のコミュニケーション・お食事面の特徴を嚙み砕いて共有出来る伝達も必要です。    


言語、嚥下面の問題も大切ですが、時には全体として「その方の生活を保つ為に変わっていくニーズ」に向き合いバトンを渡せる応対も必要だと感じます。

勿論、その後もSTが伴走できるシステムがあると良いのですが、、          






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