「ST,在宅やってるってよ」その70
在宅に係わらず、ST業務を行う中で
「思った時に声を出せない方」に多く出会います。
失語、失行、パーキンソン症状、認知症など等、、、
でも嚥下した後の声が湿性になってないか、、
発声発語器官の機能低下からも心配、、、
咳の力も弱るんじゃ、、、ということがあります。
そんな時に使いたいのが
「笑い声」
古くからリラックスした状態でお腹から声が出せて
声帯振動も多く出せるので音声治療にも使われてきましたが*
「再現性や随意的に算出し難い」
が課題でもあります。
しかし、これを使うと結構コンスタントに笑ってくださいます、、、
それは
赤ちゃんの笑い声動画集*2
これをスマホやタブレットに入れてお見せすると多くの方が自然と笑って下さいます。
食前食後の咽頭刺激からの空嚥下や喉のコンディショニングにも効果適面です。
何よりうれしい気持ちになりますね。
他にも笑いの促しには
家族だけが知ってる「ツボ」もあったりします。
ご家族に「○○さんが絶対笑うツボ、ネタってあります?」と尋ねると
頑固で真面目そうなお父さんが意外と
「よっしゃ任せとけ」と
急に奥さんの口に息吹きかけたり(!)
自分の頭皮を見せつけて「はい、禿げてますよー」(!)
笑うんですよね、、、流石鉄板!(こっちは笑うべきか迷うのもありますが、、)
是非お試しください。
*1痙攣性音声障害に対する発声訓練
*2元気が出る動画!赤ちゃんの笑い声35連発!元気がもらえる~ 「笑える動画集」
https://www.youtube.com/watch?v=xM4RqAQz2bI
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