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「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その67


認知症の方への毎週の訪問。


その時々でご様子は変わられますが、夕方以降不安になられることが多い方。


夕方にお伺い、今日はどうかな?とお伺いすると


ドアを開けてこちらを一目見るなり、


「こんばんは、なんか今日しんどそうやね」


ちょっとこちらが驚きましたが、


全面的に疲れを示しながらお伺いした訳では勿論ありませんでしたし

STしている時は自然と切り替わって声は高め、笑顔は自然に出るという

職業柄の条件反射?な面持ちで伺っているので、びっくり。。


確かに疲れている、、、、思い当たるところあり、、、


不思議とそういう日は不安に思っておられる訴えは無く、


「去年も暑かったししんどそうな日あったもんね」

とお話は続き、、、(その時もこちらが熱中症っぽくなっているのに気づかない所をご指摘頂き、、、)


とても、デイサービスに通うことが難しく、不安で準備している荷物を散らかしてしまったり、夜間に不安で外に出てしまう、等のエピソードがありそうには思えない、、、


それぐらい差があります。


楽しかったことや印象に残っていることは当然の様に覚えておられたり。。


どちらもこの方であるし、どちらかのシチュエーションだけに接するとか、病名に接するでは無いな、と改めて考えさせられました。


こちらが診ているようで、相手も観ている、という当たり前だけど

忘れそうになる話でした。


病名が付いたからその方で無くなる、とどこか無意識に思いがちな所、気を付けて行きたいものです。





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