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執筆者の写真hanataku2019

「ST,在宅やってるってよ」

「ST,在宅やってるってよ」その54


脳卒中後の高次脳機能障害や認知症などからイライラしやすくなる

「感情コントロールの低下」「感情障害」というものがあります。


「イライラしてたら、障害!」ではなく、


生活に支障をきたすくらいにイライラする、落ち込む、泣いてしまう、笑ってしまう


ということで、本人や家族がそれに対して困っている時に該当します。


怒りっぽくなったけど困ってない、だったり「元々」の場合もあります、、


残念ながら


実際に、感情コントロールが難しいが為に、在宅生活が困難になる方もおられます。


自立した生活が困難になることもですし、介護者が疲弊してしまうこともです。


理由も様々ですが(身体の不自由や痛みからイライラしてしまう)は該当しないかもしれませんが、脳機能の問題で理由はないけど「イライラ、コントロール出来ない」

という方では

抗精神薬で落ち着く為の鎮静剤では眠たくなったり不活発になり、結局在宅生活が不自由

、、という方も多かったりします。


在宅でイライラは軽減するけど、生活上のパフォーマンスは落ちにくいのは


漢方薬の「抑肝散」*です。


他のお薬との兼ね合いも問題ないことが多いようで、主治医に処方してもらえれば保険適応になります。

(薬局でも売っていますが主治医に相談の上のご利用が良いと思います。セラピストは診断は出来ないので、「そういったものがあるがどうでしょう?」というお伺いをご本人、ご家族からご相談されるのが良いと思います )


コロナ禍で受診にいけず、

使わなくなると徐々にイライラが増えて介護者の疲労も増えておられた方が

電話診療で処方を近隣薬局で受けるサービスで再び利用され、穏やかになられる。

等も見られます。1日で変わるというより数日掛けて徐々に、いう印象ですので、

支援者である我々から見たほうが変化を感じ、毎日見ている介護者は変化に気づきにくかったりします。


イライラがメインで在宅生活を断念しそうな、又はリハビリが効果的に出来ない、という際は、提案してみるのも手ではないでしょうか。


*抑肝散(お薬110番より)







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