「ST,在宅やってるってよ」その38
前回からの「アメニティ」の視点から。
一流ホテルは宿泊者数より一枚余分にタオルを用意するそうです。
「何かあった時にどうぞ」
細やかな気遣いだな、と思います。
他にも、フロア毎の調光、食事の際のタイミングを図っての下膳などなど、、、
そういった細やかな配慮が利用者が気づかないくらいに「さり気なく」施されていると
「心地よい」や「リラックス」を産むのかもしれません。
中でも今回は「余分なタオル」。
我々の業界で「余分なタオル」に当たるのは
例えば、
40分訪問する中で、コンディションが整い、帰る間際に話し出された時
ー文字盤で自分の思いを打ち込んでおられる時ー
ー今後の急変時や胃ろう、人工呼吸器への不安、質問を話始められた時ー
ー実は最近食べるのが苦痛ですーーー
ー介護し続けたいけど限界かもーーー
「あー、次の訪問があるので、また今度聞きます!」か
「ほう、それで、聞かせてください」と5分耳を傾けるのか
サービスとしては40分ですが、そういった可能性がある方に関しては
少し次への時間に余裕を持たせたスケジュールを予め組んでいくことが懸命です。
この5分は今後の関係性にも、ご本人、ご家族にとっても大きく影響します。
もっと関わり方の中で「余分なタオル」はあるのではないでしょうか?
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