「ST,在宅、やってるってよ」その2
在宅と病院の違い
病院勤務から在宅に行く、という流れの方がほとんどだと思います。
在宅と病院の違いを今回はお伝えします。
①病院に居たときは猫をかぶっていた人が結構、多い
御本人は望んでいないが周囲がSTを「在宅でも継続したほうが良い」という形で
事前訪問に伺うと「もうあんなリハビリは要らん、病院では早く退院するためにやっていた!」とか言われたりします。。
病識が乏しい症状の方はさて置き、結構しっかりされていても言われることがあります。
在宅では御本人の意思や「これからの生活にどんな風に役に立つか」の説明が大切になります。それがないままに進めると徐々に溝は深まっていくことがありますのでご注意を。。
また入院中にそういった練習の意義を伝えたれていても、「退院したらOK」と思っていたり、ご家族にも真の理解は中々得られていなかったりします。
②在宅にあるもので行うことの楽しさ、難しさ
病院ではST室に沢山の物品があったり、とろみ剤や個々に合った食形態のオーダーが出来たりしますが、在宅では「持っていけるもの」と「在宅にある物」で行うことになります。
例えば、
入院中に食べていた食事形態の提供がご家族の技量や金銭的な問題、はたまた御本人が望まない、ということで違う食事が提供されていたり、、、
「これも試したいな」という訓練物品が手元に無かったり、、、
でも
自宅にある食材を確認させて頂き、望まれる味の中で食事形態を提案すれば、「病院食より美味い」となったり、「こんなんも食べれるんや」という喜びに繋がったりもします。
また自宅にある御本人が親しみを持っている品物、アルバムや、スマートフォンなどを用いて調べながら行う練習など応用をすることで楽しみと実のある内容にすることも出来たりします。
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